腎臓とALTとは?
2016/12/23
腎臓は老廃物を排出し、必要な栄養素を体内に再吸収し、体を常に良い状態に保つ働きをしています。そのため、体を健康に保つためには腎臓に良いとされる食べ物を積極的にとる事が重要です。
まず、一番最初に良いとされているのが、昆布や鰯、鰹、鰤、牡蠣といった様々な魚介類や海藻類がです。その中でも特に体に良いとされているものが味噌汁の具で定番の蜆です。
蜆はオルニチンというアミノ酸が含まれており、腎臓障害の改善にもよいとされている成分です。それに加えて豊富なビタミンやミネラル、良質なたんぱく質も豊富に含んでいため腎臓によいとされています。大豆や黒豆、あずきといった豆類も良いとされています。豆には利尿作用や解毒作用が含まれているためです。
しかし、たんぱく質が豊富に含まれているため、腎機能障害のある方にはかえって体の負担になってしまうため控えて下さい。肉も同様で、豚肉や鶏肉が良いとされていますが、過剰な摂取は体に負担がかかるので適量を守って摂取して下さい。
また、腎臓の機能強化や改善に良いとされているのがキャベツ、ゴマ、にんにくなどです。その他にもほうれん草やはと麦などカリウムが多く含まれる食品は利尿作用があるため良いと言われています。カリウムは体内に取り入れた塩分の摂取量を控える働きを持っているため、塩分の過剰摂取を抑えます。
また、山芋も腎機能を高めるとされています。また、水をしっかり飲む事も重要です。朝起きた時に必ず1杯の水を飲む事だけでも、体内の余分な塩分を排出し、腎臓に良い影響を与えます。
また、トマトにもカリウムが多く含まれているのでトマトジュースを摂取する事も良いとされています。しかし、一般に市販されているトマトジュースは塩分添加されているものが多いため、成分をしっかりと確認してから購入してください。
これらの食品はあくまでも腎機能を高めるための食品です。腎臓病に掛かってしまい腎機能が低下した場合は医者や栄養士の指導に従って食事療法を行う事が必要となります。
ALTの値とは?
健康診断や人間ドックなどの検査項目で、身長や体重、心電図などの基本的な検査の他に血液検査や胃カメラなどの検査も行いますよね。血液検査の中でALTと言う数値があります。この数値が上がると肝機能や肝細胞に異常が見られると言う結果になってしまいます。
肝機能や肝細胞の数値の上昇は飲酒のしすぎや肝機能に負担のかかる食生活や生活習慣が原因となります。ALTを下げるために必要なことは食生活、生活習慣の見直しです。もしも毎日のように飲酒をしているのであれば少しずつ量を減らして見るもしくは飲まないように心がける必要があります。
飲酒の量を減らすことでALTの数値を下げることは出来るのです。しかし方法はその他にもあります。例えば代謝を上げるために有酸素運動を意識的に行ったり、食生活ではALTを下げる食材を積極的に摂ることも効果的です。
効果的な食材として挙げる事が出来るのは緑黄色野菜やキウイ、リンゴなどの果物、魚介類ではうなぎやたらこなども効果的とされています。さらに牡蠣やしじみなどは肝機能を高めるために有効な食材としても有名です。下記は時期もある上に若干高価な食材ともいえるのでしじみやアサリなどで手軽に摂取してみると効果的です。
脂っこいものやファストフードなどは身体に負担がかかることが多いのであまりたくさん摂取してしまうとALTだけでなく他の上がってはいけない数値も上がってしまいます。
特に加齢に伴って不摂生を行っていると一層数値をして目をそらすことの出来ない現状となってしまいますし、それだけならまだしも重大な病気にかかってしまう可能性も高くなってしまいます。
ALTを下げる取り組みをすることで病気を防げるだけでなく健康的なスタイルになることもできます。人は生きていれば加齢は避けることが出来ません。加齢に伴い代謝も落ち様々な不調も当然出てきます。
元気に長く暮らすためにも早くから対策することは非常に大切なことだと思います。