食事

低GI食品を選んで摂ることは大事?

2016/11/23

GI値(グリセミック・インデックス)をご存知ですか?

ボディメイクダイエットを行うにあたって、食事の内容はとても重要になります。トレーニングや睡眠などができていても、食事次第で結果が大きく変わります。食事の内容は、バランスの良い栄養素をしっかりと摂ることですが、他にも意識をするとよい点があります。それは、GI値(グリセミック・インデックス)の低い食品を摂取することです。GI値というのは、炭水化物の吸収速度の指標で、食事で摂取したものが体で糖に分解されて血液に流れます。糖は体や脳の大切なエネルギー源ですが、急に血糖値が上昇するとインスリンが多量に分泌されます。血糖値は100を超えるとインスリンが分泌されますが、高GI値の食品を摂取すると、血糖値は急激に上がります。そしてインスリンは、血糖値を下げようと糖を貯蔵タンクの脂肪へ蓄積していきます。また、血糖が下がったので上げようと脳が糖質を欲する、という悪循環ができてしまいます。これが、太るメカニズムです。

そこで、低GI食品は糖の吸収速度が緩やかですので、インスリンの分泌を抑えることができます。低GI値の食品とは、GI値60以下のものを言います。そして、GI値とカロリー値は比例しないことにも注意が必要です。同じようなカロリーでも、GI値が異なります。カロリーとはエネルギー量のことで、GI値は炭水化物の吸収速度です。カロリーも大切ですが、GI値も大切であることも意識してみてください。

グリコーゲン - 食事で摂取された炭水化物は、分解されてグリコーゲンになり血中から各器官へ送られます。グリコーゲンは、素早くエネルギーに変換されて体に貯蔵されます。

① まずは筋肉へ送られます。貯蔵しておくと運動などトレーニングで効率よくエネルギー代謝が行われます。でも筋肉の貯蔵タンクは小さく、多くのエネルギーを貯蔵することができません。

② 次は肝臓に貯蔵されます。肝臓のグリコーゲン貯蔵も大きいものではなく、8時間程度でなくなってしまいます。肝臓にグリコーゲンがない状態でのトレーニングは、効率が下がりますので、トレーニング前に栄養補給をして行うようにしましょう。

③ そして、これらを経て余った糖は、脂肪の貯蔵タンクへ運ばれます。- 脂肪はタンクに制限がないため、余ったらどんどん貯蔵していきます。そして、太ってしまいます。どんどんと脂肪が蓄積されていくということは、食事のバランスが脂質や糖質が多くなっていないか見直してみましょう。 原因は様々な要因が重なりますが、食事の内容は体をつくる元となる栄養素から摂取しますから、重要です。

血糖値アップが空腹感を促す - 血糖値が急に上昇すると血糖値を下げるために多量のインスリンが分泌されて、血糖値が下がります。
このアップダウンが大きいほど、血糖値を上げるためにまた、糖を欲することになります。脳が血糖を上げるために空腹感というものを感じてしまいます。このアップダウンの差が緩やかであれば、空腹感を感じることも少なくなり、体への負担も軽減されます。

糖質制限のダイエット法 - 炭水化物を制限して、他のエネルギーを摂取して栄養補給するというダイエット法は、多くの方が挑戦したことがあるのかもしれません。タンパク質や脂質というエネルギーも体のエネルギー源ですが、炭水化物が分解されたブドウ糖だけをエネルギー源としている器官があります。脳はブドウ糖がエネルギー源ですから、不足してしまうことや枯渇させるようなダイエット法は脳の働きへの影響が心配されます。そんな危険があるので、必要なエネルギー分は摂取することが大切です。余分になる量ではなく、必要な分量をきちんと摂ることが、各器官がきちんと働くことができるようになります。

きちんとした分量のエネルギー摂取が、体の調子もバランスも保つことができます。
何事もバランスが大事ということですね。

トレーニングと食事について

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